読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

制作環境や音楽制作方法等について

音楽

ご質問をいただきました。折角の機会ですので現状の制作環境について整理してみたいと思います。スマイルさま、コメントいただきありがとうございます。


使用PC・機材の基本構成


音楽制作に使用するソフトウェア

これがメイン使用DAWです。最初はMIDIパートを打ち込みます。MOTIF-RACK XSには、Cubase上でVSTプラグインとしてすべての操作が可能な「MOTIF-RACK XS Editor VST」が提供されています。音色加工もCubaseの専用エディタ上でできて便利です。次いで、各パート毎にMOTIF-RACK XSからIEEE1394ボード経由で96kHz/24bitでデジタル録音しオーディオ化、MIX用のオーディオパートを追加してゆきます。

MIDIの表情付けをする場合は、一度MIDIデータに書きだした上で、以下に挙げるMIDIソフトウェアでMIDIをさらに編集し、再度Cubaseに読み込んでオーディオ化してゆきます。

  • XGworks lite 3.0.7J(YAMAHA MU500に付属のもの)

このエディタは、ベースやギター、ストリングス等のピッチベンド入力に威力を発揮します。「ピッチベンドウインドウ」を開くと、いくつかの変化パターンのプリセットがあり、それをもとに様々なパラメータを試聴しながら視覚的にピッチベンドの調整することが可能です。この機能を使うと、以下のようなリアルな奏法をMIDIで簡単に実現できます。ちなみにギターは弾いたことがないので、以下の奏法のネーミングに誤りがあったらごめんなさい。

・アーム・ダウン
・アーム・アップ
・ボトル・ダウン
・ボトル・アップ
・ボトル・ビブラート(ジャック・オフ・ビブラート?)
・チョーク・ダウン
・チョーク・アップ
・チョーク・アップ・ダウン
・ハンマリング・オン
・プリング・オフ
・スライド・ダウン
・スライド・アップ
・トリル
・ビブラート

これは週刊誌に付属のDAWなのですが、全50巻コンプリートしたので、全機能が使えるようになっています。これはギターのコード入力と表情付けに威力を発揮します。まず手順ですが、私はピアノやストリングス系の和音パートを打ち込んだ後にギターパートを作ります。そのほうが、Cubaseで打ち込んだ和音をCubaseエディタ上の「コード表示」機能によりコード名確認することができるからです。Singer Song Writerの「和音入力」機能では、ギターコードを選択できます。ここでコード、音符の長さ、ゲートタイム、ベロシティを設定し、入力ボタンを押します。表情付けは、「アクセント・シミュレータ」と「ギター・ストローク・シミュレータ」機能を利用します。「アクセント・シミュレータ」は各ノートのベロシティに変化を与えアクセントを付けてくれます。感度の設定ができます。「ギター・ストローク・シミュレータ」は、和音の各ノートを時間軸で前後に微妙にずらすことで、ストロークをシミュレートしてくれます。スピードやパターンを選択できます。

  • Domino 1.42

このMIDIエディタでは、打ち込みMIDIで単調になりがちなデータを機械的になりすぎないようランダム性を持たせる「ヒューマナイズ」を行うときに使用しています。主にベロシティにばらつきをつけるようにしています。


使用エフェクトプラグイン
…このように、各種MIDIエディタを色々と駆使しながら、メインDAWであるCubaseMIDIとオーディオデータをまとめてゆきます。MIX時に使用するエフェクトは、IK MultimediaのT-RackSやNOMAD FACTORYのIntegral Studio Pack、MAGMA等ありますが、最近ではWaves製のVSTプラグインがメインです。特にアナログ感を加える、ヴィンテージ機器シミュレート系プラグインエフェクトをいくつも重ねがけしています。打ち込みですと、アナログの温かさが出ないため、いつも苦労します(笑。


再生用ソフトウェア
ちなみに、再生用に使用するソフトウエアは「Music Studio Producer」がメインです。ピアノロールが見やすいですよね。3Dピアノロール表示は「MIDITrail」を使用しています。2次元のピアノロールでは見られないノートの重なりを奥行きとして見られるなど、視点を自由に変更できて、MIDIデータの中をまるで泳いでいるかのように複雑な構成を覗けて楽しいですね。


耳コピに便利なツールとして、他には「WPAK32」を使用しています。音程を変えることなく、再生速度を最大1/4まで落とせるため、早いフレーズもしっかりと聴きとることができます。再生範囲の指定は簡単にでき、ループ再生も可能。オクターブ変更もできます。L成分のみ、R成分のみ、L+Rのみならず、L-R再生もでき、左右の差分のみ(センター成分が抜けます)を聞き分けることもできます。ちなみにベースの聞き取りは1オクターブ上げるとわかりやすいです。


その他制作手順等

各パートの打ち込み順は、好きな順序で良いと思いますが、私はベース→ドラム(キック→スネア→タム→ハイハット→クラッシュシンバル→パーカッションetc)→ブラスセクション(トランペット、テナー・サックス、アルト・サックス、トロンボーン)→白玉系楽器(ピアノ、オルガン、シンセ、パッド・ストリングス等)→SE音(ベル、クロマチックパーカッション系のキラキラ音色、ホワイトノイズ、シンセ等)→ギター…といった順序で作ることが多いです。リズム隊や白玉楽器で空間に音が埋まっていくと、イメージが具現化されモチベーションが上がり継続しやすいため、できるだけ早い段階で完成形が見えてくるようにしています。また、ギターはどうしても後回しになってしまうことが多いです(笑。


何度も制作中の音楽を聞いてチェックしていると、耳がその音に順応してきてしまいます。できれば時間を空けて、別の環境・別デバイスで、例えば携帯用音楽プレーヤーに入れて通勤中の電車内で、普通のイヤホンをつけて聞いてみます。そして一発目の再生時に感じる違和感を大事にしそこから修正点を洗い出していきます。足りないパート、楽器、音色、音程、EQ、音量(ミックスバランス)など、気になる点はすべて反映させるようにします。制作時はオーディオインタフェース経由でのスタジオモニターヘッドフォンからのチェックですから、実際の使用環境に合わせて聞いてみると、結構聞こえ方が違うんです。そのため、修正をしていくと何日も時間がかかるんですね(笑。

広告を非表示にする