ギターのカッティングやブラッシング、ブリッジミュートの打ち込みでの再現法

 についてのご質問をいただきました。実は私、ギターが弾けません(笑。ですから、単に聞こえた音に近づけられるよう、1音づつ試行錯誤して何度も打ち込んでは原曲と聴き比べ、それっぽく再現しているに過ぎないんです。大した技があるわけではないんです(笑。

 …と書いてしまうとそれまでなので、私が使う手法を整理してみようかと思います。

 まずは、カッティングやブラッシング、ブリッジミュートという奏法が私自身わからなかったので、調べてみました(ぉ。

 なるほど…この弾き方をこう呼ぶのか(笑。さて、以下に奏法毎にまとめてみますね。


【カッティング】

 カッティングは、基本的にノートの長さをぶつ切りにするように短めに調整することで表現可能です。これは簡単ですね。


【ブリッジミュート】

 続いてブリッジミュートですが、これはブリッジミュート奏法用の音色を使用するか、もしくはMOTIF-RACK XSのアサイナブルファンクションのように、奏法別のエレメントが用意された音色を使用して、必要に応じでスイッチングします。さらに上記のカッティングと同様、ノートの長さを適切に調節すればそれっぽく再現できます。


【ブラッシング】

 さて、最後のブラッシングですが、まず一番簡単なのは、ノートの長さを限りなく小さくする、という方法です。それなりに雰囲気を出すことは可能かと思います。
 さらにもっとリアルなブラッシングにしたい場合は、ブラッシング用の音色を使用する、という方法が効果的です。MOTIF-RACK XSでは、ギター音色の中に、様々な奏法別のエレメントが用意されているものが多くあります。アサイナブルファンクションスイッチでそれらを切り替えることが可能だったり、または高音域の音階に割り当てられていたりします。この音色を使用して、かつノートの長さを短くすることで、よりリアルに再現することが可能です。


【実際の演奏では…】
 ちなみにギターではこれらの奏法が組み合わさった形で演奏されるため、私はカッティングの際にはリズミカルにブラッシングを入れるなどして工夫しています。例えば上記で紹介したURLのサンプルリズムの場合は

|♪(x) x ♪ ♪(x) x ♪ ♪ ♪(x)|…
♪:カッティング
x:ブラッシング*1

といった具合でしょうか。カッティングの直後や合間にブラッシングを挟みこんでゆきます。オーバーなくらい、無理にねじ込んでいったほうが雰囲気が出ると思います。ミックスすると、ブラッシングの音は他の楽器の音にかき消されてあまり気にならなくなるので、自然さが増し、これでかなりリアルになります(笑。


 …さて、私なりのギターの奏法別の再現手法について書いてみたわけですが、やっぱり大した技じゃなかったですね。ごく普通です(笑。でもたまにはこんな講座めいたものを書いてみるのもいいかもしれませんね。

 参考までに私が打ち込んだギターの打ち込み動画(↓)もどうぞ。

www.youtube.com

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*1:カッティングの直後は小さく()付きで表記してます